「親業」とは
人は結婚して夫婦になり、そして親になります。しかし、親になっても「よい親」になるのは難しいと思います。
ここでは、子育てに悩むパパ・ママに、トマス・ゴードン博士の「親業」を紹介します。
まもなく子育てが始まる方、子育て中の方、子供は大きくなったがコミュニケーションで悩んでいる方など是非読んでみて下さい。
「親」のマント
ゴードン博士は人が親になると、おかしな、そして不思議なことが起こると伝えています。
ひとつの役割を果たそう、役割を演じようとしはじめ、自分も人間であることを忘れてしまい「親」のマントをかぶらなくてはいけないと思い込んでしまう。そして親はこのように行動すべきだという自分の考えのもとに、ある特定の行動をするように一生懸命努力すると・・・
しかし「親も人の子」、神様ではありません。人間らしさを捨てず子供に対し肯定的感情や否定的感情を持つ一人の人間として自分を認めながら、親業を果たすことができるはずであると、この本で伝えています。
子供との接し方
以下に、ゴードン博士の「親業」で伝えている、子供との接し方について3つのポイントをご紹介します。
能動的な聞き方
子供の言葉を受けとめ、繰り返し言うことで安心する。子供は今のままで相手に本当に受けとめられていると感じると、安心感をもつことができ考える力が育ちます。
わたしメッセージとあなたメッセージ
子供への接し方が効果的かどうかは「わたしメッセージ」か「あなたメッセージ」の違いである。
「わたしメッセージ」 子供が成長するのを助け自分の行動に責任をもつことを学ばせる話し方
「あなたメッセージ」 子供の中で発達しつつある自分の考え方を破壊するような影響を与える話し方
勝負なし法
問題が起きたとき相手の意向を聞いて、しかも自分の主張もして相手を納得させて問題を解決する方法である。
親と子、どちらかが「勝つ」・「負ける」ではない。
参考
2016/09/01 更新
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